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ブルーラジカルP-01導入しました!

ブルーラジカルP-01は、超音波振動する専用のチップで歯面の歯石・プラークを除去しながら、チップ先端から3%過酸化水素水(いわゆるオキシドール)に波長405 nm の青色レーザーを照射することでヒドロキシルラジカル(活性酸素)を発生させ、歯周ポケット内の歯周病菌の殺菌を同時に行うことができる新しい歯周病治療器です。歯科の医療機器として初めて治験を通した日本初・世界初の歯周病治療器でもあります。

筆者(院長)は以前、ブルーラジカル治療の治験に治験責任医師の一人として参加させていただきました。そのご縁もあり、福島県内で初めてブルーラジカル治療を当院にて行うことができるようになりました。歯周病で悩まれている方への一つの選択肢として是非ご検討ください。

 

 

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ブルーラジカル治療を最も効果的に行うためには、自己流のアレンジを加えたりはせずに論文で行われた通りの手順を忠実に再現する必要があります。

論文の内容を簡単にご紹介します。

~ブルーラジカル治療の流れ~

・治療前に2回の来院

プラークコントロール(歯ブラシや歯間ブラシを用いたセルフクリーニング)の改善し、専門家による歯面清掃を行います。

・プラークが付着している(磨き残しが残っている)歯面の割合が20%以下(つまり歯ブラシがかなりお上手な状態)になってから治療を開始。治療期間中および治療3か月後まで磨き残し20%以下を維持します。

・局所麻酔下で歯周ポケット内部のブルーラジカル治療を1回行います。

・治療3か月後に歯周ポケットを測定したところ、術前のポケット深さが6~9 mmだった歯周ポケットが平均4.6 mmに改善したことが確認され、ブルーラジカル治療が歯周病治療に効果的であることが証明されました。

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この結果と同じ結果を得るためには、前提として術前・術中・術後に磨き残しがないことが重要です。あとは局所麻酔さえ頑張って頂ければ(痛みは極力ないように配慮します)、1本の歯につき数分で治療が終了します。論文から、歯周ポケットの減少は治療後1カ月以内に最も起こることが分かりましたので、最初の1カ月は特に念入りに歯ブラシを頑張っていただきます。歯ブラシが適切に当たっているか不安な方は当院にて歯磨き指導を受けていただくことができます。「ペリミル」というアプリでもフォロー可能です。

 

では、ブルーラジカル治療には欠点はないのでしょうか。ブルーラジカル治療でも残念ながら限界があります。深い歯周ポケットは浅くはなりますが、歯周病の治癒の指標である3mm以下にするのは難しいかもしれません。また追跡期間が3カ月のみであり、年単位の予後が不明なこと、ブルーラジカル治療を行ったとしても炎症が完全にはなくならなかった場合もあることから、繰り返しの治療や、手術的な治療が必要になる場合も考えられます。

また、ブルーラジカル治療はすでに抜歯治療が必要な歯を救うことができる治療ではありません。そもそも適応症でない場合(根の先まで歯周病が進んでいた場合や歯が割れている場合など)が事前に鑑別する必要があります(これらは重度歯周病と所見が一致することがあり注意が必要です)。治療の精度を上げるためにも、治療を希望される場合は、一度ご来院いただき検査やカウンセリングをさせて頂きます。

 

筆者が考えるブルーラジカル治療の優れた点は、レーザー光と過酸化水素水さえ届けば殺菌効果が見込めるという点です。

歯周病において、歯周ポケットの底が骨を溶かす最前線です。ブルーラジカル治療はチップ先端からレーザー光と過酸化水素が放出されるため、チップをポケット底部に位置付ければ、一番大事なポケット底部で最大の殺菌効果が発揮されます。従来法にはなかった効果が得られる可能性は高いと考えています。また、抗生剤を用いる歯周病と違い、薬剤耐性菌について心配する必要がないことも優れた点です。

 

治療を希望される場合

ブルーラジカル治療は、保険外診療になります

ブルーラジカル治療に用いる機器は、歯周病治療に効果があると厚生労働省が認可した医療機器になります。科学的にも制度上も効果や安全性が証明されていますが、保険治療として使用が認められているわけではありません。我が国には、保険診療と保険外診療の併用(いわゆる混合診療)を原則禁止するルールがあります。したがいまして、ブルーラジカルを用いて歯周病治療を行う場合、それ以降の歯周病に対する治療やメンテナンスが原則的に保険外診療となりますのでご注意ください。

(参考 保険診療と保険外診療の併用について|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

 

 

〇当院にて治療中の方

当院に通院歴がある方の口腔内状態は把握していますので、ご希望の方はお気軽にご相談ください。無料カウンセリングを行います。

ブルーラジカル治療1歯11000円(税込) 30分程度

歯ブラシに不安がある場合は5500円30分でプロフェッショナルクリーニングを行います。

3か月後再評価検査 11000円(税込) 60分

(!重要!)ブルーラジカル治療以後の歯周病に対する治療は保険外治療となります。治療費は基本的に保険治療の10割分となります。

 

 

〇他院で定期健診/メンテナンス中である方

気になる部分のみブルーラジカル治療を行います。

かかりつけの先生に当院でブルーラジカル治療を受けたいという旨をお話ください。

プラークコントロールの状態によっては治療できない場合があります。

初診カウンセリング22000円(税込)(各種検査・診査診断) 60分

歯周病専門医の立場から治療可能性をお話しします。

ブルーラジカル治療1歯11000円(税込) 30分程度

歯ブラシに不安がある場合は5500円30分でプロフェッショナルクリーニングを行います。

3か月後再評価検査 11000円(税込) 60分

かかりつけの先生から紹介状を頂いた場合は返礼報告書をお渡しします。

かかりつけの先生のもとで定期健診/メンテナンスを継続してください。

親知らずの抜歯のために口腔外科を受診したり、矯正治療のために矯正歯科を受診し、治療が終わったらまたかかりつけの先生のもとに戻っていただくようなイメージです。

 

〇歯科に通院していないが歯周病治療をしたい方

歯周病治療以外にも虫歯治療やブリッジや入れ歯の治療が必要かもしれません。治療を行う前に、診査診断が必要です。保険制度における歯周病治療は(来院回数は増えることはありますが)優秀です。まずは口腔内の気になるところを保険診療で治療するのがよいと思います。回数がかかるという欠点は、歯ブラシをマスターするチャンスが増える(磨き残しを指摘される回数が増える)というメリットになります。歯ブラシは意外に(?)難しい技術ですので、歯ブラシで不安があるかたは、まずは保険治療で歯周病治療を受けられるのがよいでしょう。必要に応じて虫歯治療や、ブリッジや入れ歯などの歯の再建治療も行っていきます。ご希望があれば、初診からブルーラジカル治療前提ですすめていくことも可能です。この場合は、自費治療になります。

 

〇インプラントの歯周病(インプラント周囲炎)と診断された方

治験では、インプラントの歯周病に対する治療は行っていませんが、筆者(院長)としてはかなり有効だと考えています。また、他院ではありますが、インプラント周囲炎にブルーラジカル治療を応用した例もあります。インプラントは天然歯に比べ表面が粗造なため、一旦歯周病菌が入り込んでしまうと完全に除菌や殺菌するのは困難です。2024年現在でも、世界中にインプラントの歯周病に対する確立された治療法は存在しませんが、ブルーラジカル治療は上述の通り、光と過酸化水素水が届けば強力な殺菌効果が得られるため、インプラント周囲炎に対する有効な治療法の候補となり得ると考えています。ちなみに筆者(院長)は大学院時代に、ブルーラジカルの基礎的研究に従事しており、博士論文の一部として、ブルーラジカルがインプラント材料であるチタンに悪影響を及ぼさないということを研究していました。

 

ブルーラジカル治療を希望される方は、

TEL 024-573-2500

へ初診カウンセリングのご予約をお取りください。

 

 

 

※料金は改定する可能性があります。

 

 

●開発者の菅野先生と筆者(院長)。筆者が研修医のころから当院開業まで、臨床・研究面でご指導していただきました。

 

●ブルーラジカル論文の、前から4番目の著者が院長(Yasutomo Yamada)です。

https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28947757/

●株式会社エーゼット様のホームページに当院が掲載されました。

【福島県初】山田歯科様​にてブルーラジカル歯周病治療が可能に! (az-ltd.co.jp)

 

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