診療案内
診療内容
当院の6つのお約束
1,歯科医療を通じて、患者さんのQOL(Quality of Life・生活の質)の維持・向上させることを最終目標とします。
2, エビデンスに基づいた、良質で効率の良い歯科医療を提供し、患者さんに満足して頂ける歯科医院を目指します。
3,歯科医師が直接、治療方法や治療方針を分かりやすく説明いたします。
4,感染対策を十二分に行い、清潔な院内環境を目指します。
5,スタッフ一同が常に歯科医療のスキル・知識の向上に努めます。
6,患者さんの待ち時間をできるだけ減らすように努めます。
これまでに培ってきた他分野にわたるコネクションも当院の強みです。 患者様とのコミュニケーションを図りながら、お一人おひとりにあった治療を行なっていきます。ぜひ、ご相談ください。
料金について
主な料金一覧
セラミックインレー 小臼歯 | 50,000円 |
セラミックインレー 大臼歯 | 60,000円 |
PGA(白金加金)インレー | 80,000円 |
ジルコニアセラミッククラウン | 140,000円 |
メタルセラミッククラウン | 120,000円 |
オールセラミッククラウン | 100,000円 |
ジルコニアクラウン | 100,000円 |
ラミネートべニア | 80,000~120,000円 |
支台築造 | 10,000~15,000円 |
プロビジョナルレストレーション | 2,000円 |
義歯用アタッチメント付き補綴装置 | 80,000円 |
印象採得 | 5,000円/回 |
金属床義歯 | 350,000円 |
ノンクラスプデンチャー | 130,000~260,000円(残存歯数により変動) |
自費診療により製作された義歯の調整 | 5,000円 |
インプラント | 450,000円~ (CT、手術用ガイド、手術、上部構造すべて含む) |
ホワイトニング(ホーム) | 30,000円 |
簡単なもの(挺出等の1歯のみ等) | 50,000円 |
困難なもの(ブラケットを装着するもの等) | 150,000円 |
調整料 | 5,000円 |
保険適応外の歯周外科手術(歯冠長延長術、EMDによる歯周組織再生療法等) | 80,000~120,000円 |
インプラント粘膜炎に対する非外科処置 | 10,000円 |
インプラント周囲炎に対する外科処置 | 100,000円 |
メインテナンス(天然歯・インプラントも含む) | 10,000円 |
メインテナンス(インプラントのみ) | 5,000円 |
お支払い方法
補綴治療とは?
「補綴」は「ほてつ」と読みます。歯科治療における補綴とは,歯が欠けたり、なくなった場合にクラウンや入れ歯などの人工物で補うことをいいます。そうして製作された人工物を補綴装置といいます。
【https://hotetsu.com/p2.html】
補綴は、歯科の王道ともいうべき分野で、日常臨床でも高頻度の処置になります。お痛み等で歯科医院に来院された方でも、補綴治療を行って治療が終了になることが多いと思います(そして、メインテナンスの始まりです!)。
院長は、東北大学大学院でクラウン・ブリッジ学の専門教育を受けた日本補綴歯科学会認定の補綴専門医です。患者様に安心して補綴治療を受けて頂けます。
(歯科技工士への
バトンパスのために)
例えば、被せものを作る場合、粘土のような型取り剤で歯の方を取って、その型で石膏模型を作ります。我々歯科医師にとって、型取りは治療の集大成といっても過言ではないくらい、極めて重要なステップです。型取りは、虫歯治療や歯周病治療、患者さんによっては咬み合わせの治療などをすべて整えてから行うものだからです。補綴治療において、型取り以降は治療の主役が歯科技工士へと移ることになりますが、そのバトンをできる限りいい形で渡したいと思い、日々頑張っています。
歯の削り方も違いますが(削った面が滑らかな右の方が技術的に優れています)、一番注目して頂きたいのは、歯と歯茎の境界が分かるのはどちらかという点です。実際のお口の中では、歯は白色、歯茎は赤色なので一目瞭然ですが、石膏模型では同じ色です。
左の模型ですと、歯科技工士が歯と歯茎の境界を「想像」しないといけないかもしれません。一方で、右の写真のように「明瞭に」歯と歯茎の境界が分かれば、歯科技工士も歯にしっかり適合した補綴装置(人工歯)を製作できるようになります。
ぴったりとした被せもののほうが、菌もたまりにくく歯ブラシもしやすいため、再び病気になる可能性を減らすことができます。この境界を明瞭にするためには、歯茎に炎症がないということが大前提です。型取りの前には、歯周病を治し、歯ブラシをしっかり当てて頂くと、誰もがきれいに型取りすることができるようになります。ただし、歯茎の炎症をコントロールして、歯をきれいに削り型取りするには、多少の時間と手間がかかります。
当院では、歯と歯茎の境目に特殊な糸を巻いて歯茎を一時的に押しのけることで、歯肉圧排という操作を行っております。特殊な糸を歯と歯茎の境目に巻き、糸が膨らんでから糸を撤去すると、歯と歯茎が離れた状態で型取りできるようになります。
被せものをつくるために
補綴においての治療方法
補綴においての
治療方法
次に取り外し式の義歯(入れ歯)を検討していきます。入れ歯も決して悪い治療ではありません。ただ、入れ歯は患者さんによって受け入れられるかの個人差が大きいと言われておりますので、我々歯科医師にとっては、治療の出来と患者さんの満足度とが一致させづらい分野でもあります。
入れ歯は、歯や骨を削らないで、比較的短時間で安価に製作することができ、口腔の変化にも柔軟に対応しやすいという、他の治療法をもって代えがたい大きな利点があります。そのため恐らく100年後も残り続ける治療でしょう。ただ、一定割合の患者さんは、どうしてもなじめず、治療満足度は低くなる傾向があります。(薬局等で義歯安定剤の売り場面積が歯ブラシの面積よりも広いところがあるほどです。)
入れ歯に慣れるまでの期間は頻繁に来院して頂く必要があるかもしれませんが、必要な調整を適宜行っていきます。幸いといいますか、大きく入れ歯を小さくするのは削り取ればいいので簡単です。まずは教科書通りに入れ歯を設計し、患者さんごとに合うよう調整していくようになります。
仮歯について
ただ、仮歯が入るととりあえず咬めるようになるので、治療を中断してしまう患者さんがおられます。仮歯は調整しやすいよう柔らかい材質でできているため長期使用ですり減ったり割れたりしやすいです。また、精度も最終的な歯に比べると劣るため、細菌が内部に入り込みやすいです。仮歯はあくまで一時的な歯ですので、最後まで治療を継続して頂きたいと思います。
右に行くほど劣化し黒ずんできているのが分かります。
1カ月、3カ月、6か月
使用した仮歯です。
右に行くほど劣化し
黒ずんできているのが分かります。
入れ歯でお困りの方へ
入れ歯で
お困りの方へ
日常臨床でよく遭遇するケースを挙げてみます。
1,土台の歯の治療をする
(保険適応外の入れ歯)を
検討してみる
短縮歯列という考え方
短縮歯列
という考え方
このように、歯の数の不足を患者さんご自身が気にされていないのであれば、治療の対象にならないか、少なくとも治療の優先順位はかなり低くなるということです。歯がなくなっても放置というと、悪く聞こえるかもしれませんが、歯科医院で経過観察をしながら欠損をそのままにして生活して頂き、咀嚼機能や見た目に困った段階で補綴すればいいだけの話です。
科学的に正当性があるコンセプトで、1980年代ころから研究されていることですが、2022年の現在では軟食化がすすんでおりますので、硬い生の木の実を生で齧っていたような原始時代より歯の数は少なくてもいいはずです。(縄文時代だったら奥歯まで揃っていないと木の実などは食べられなかったかもしれませんが、奥歯がなくなるまで寿命が長かったわけではないでしょう)
では、どのくらい歯がなくなれば困りごとがでてくるのでしょうか。科学的には答えが出ています。小臼歯(前から数えて5番目)に相当する本数までです。上下左右に小臼歯まで揃っていれば、4ブロック×5本で20本にあります。8020運動という80歳までに歯を20本残しましょうという運動の目標を達成できるのです。誤解がないようにいいますが、すべての方に歯の欠損を放置しましょうと勧めているのではありません。もちろん歯はないよりはあった方がいいのは間違いありません。しかしながら、特に多数歯欠損の患者さんに対してどこまで補綴するかは、時間的、費用的、肉体的な観点からは大変重要になります。一番奥歯まで補綴することは、もちろん意義があり素晴らしいことですが、この短歯列の長さを変える(歯列を短くする)というコンセプトがあれば、歯を揃えるのに、大きな入れ歯を入れたり、インプラント治療をするにしても本数を減らせる(費用的・肉体的な負担軽減につながります)しなくても済む可能性があるのです。
人によって必要な歯の数(歯列の長さ)は違いますし、その方の年齢によっても違います。お年を召してきて奥歯までの歯ブラシが難しくなった場合は歯列がコンパクトの方が有利でしょう。繰り返しになりますが、歯の数は自由です。自己決定が叫ばれる現在においては、必要な歯の数はご自身が決める時代になのかもしれません。
奥歯が欠損しているが患者さんは、咀嚼・審美面で不満は全くない状態です。歯を失ってしまった部分は、歯ブラシが特に難しかった部分です。その高リスク部分を敢えて補綴しないことで日々の歯ブラシが簡単になるというメリットがあります。しいてデメリットを挙げれば、当然歯がそろっている時よりは咀嚼効率が落ちますので、入れ歯の方と同じように、咀嚼回数を増やすか、一度にお口に入れる量を少なくする等の工夫が必要な点でしょうか。
当院のインプラントに対する考え方
当院の
インプラントに
対する考え方
なってしまったが、
両隣の歯が健康な場合
解放を望まれている方
歯のグラグラが残ってしまう方
保険外診療へのこだわり
保険外診療への
こだわり
(自由診療)の違い
なぜ高額なのでしょうか
種類が多い点について
メタルセラミッククラウンの
隠れた(?)メリット
右も同じ術式ではありましたが穴をあけたために強度が下がりジルコニアが割れてしまいました。
根管治療後に
レジンで封鎖した症例です。
右も同じ術式ではありましたが
穴をあけたために強度が下がり
ジルコニアが割れてしまいました。
歯周病治療
骨の吸収具合によっては、どうしても治療後は歯茎が下がってしまいます。(歯肉は骨の上の乗っているだけであるため)。歯茎が下がった分、歯間ブラシで清掃できるようになります(歯周病学的には大きなメリットです)ので、歯ブラシ時には歯間ブラシを忘れずに使用するようにしましょう。
治療後のイメージです。
患者さんの治療後のイメージです。
歯の欠損を伴う
患者さんの治療後の
イメージです。
歯間ブラシを
通しやすくなるように処置
クラウンを製作。
通常の歯ブラシで
清掃可能になりました。
部分的な抜歯を検討することがあります。
「歯根」単位で歯の保存を考えるため、
部分的な抜歯を検討することがあります。
虫歯治療
虫歯は削らないといけないか
ただし、欠損が大きい場合は精密な形をお口の中で直接作るのが難しく、咬み合わせの力が強い方は強度不足から破損してしまう可能性もあります。レジンの適用が難しい場合にはインレーによる治療を行います。インレー、被せものの材料はご相談の上決めていきます。
無痛治療のために行っていること
当院ではできるだけお痛みを感じないよう様々な工夫をしています。①表面麻酔(針が刺さるときに痛みをなくす)、②細い注射針を用いる、③不安を取り除くよう十分なご説明(不安な気持ちが痛みにつながる)、➃北欧家具を中心としたリラックスできる環境(歯科医院らしくないインテリア)、などです。ただ、最高の無痛対策は、痛くなる前に対処することかもしれません。やっぱり予防が大事ですね。
虫歯が歯の神経まで達した場合は
根管治療
歯の内部には根管(こんかん)と呼ばれる空洞が存在しており、そこには神経や血管が通っています。虫歯がこの部分に達すると激しい痛みがでるので、神経を取り除く処置が必要になります。根管治療とは、根管の中をきれいに清掃し、菌が入らないように薬剤で封鎖する治療です。一見地味(?)ですが、根管治療の質は、歯の寿命を決める重要な要素ですので、当院としても力を入れている分野です。当院では、必要に応じてCTや歯科用顕微鏡(マイクロスコープ)を使いながら治療を行います。